イングランド・プレミアリーグのアーセナルは所属する日本代表DF冨安健洋(25)がヒザを負傷し、チームの米国遠征に帯同しないと公式サイトで発表した。冨安はロンドンにとどまり、トレーニングセンターで医療スタッフによる治療を受けるという。
同遠征はハムストリングを負傷したスコットランドDFキーラン・ティアニーも冨安とともに遠征に不参加となった。英紙「サン」は「ファンはこのニュースに激怒し、冨安の売却を求める声さえ、上がっている」と指摘。SNS上では「この2人は永久的な負傷しているのか」「彼を売る時期だ。彼は健康を維持できない」「この男はガラスでできている」と辛らつな意見が書き込まれていると報じた。
冨安は3月に2026年6月末まで契約を延長したが、同紙は「ここ数シーズンは慢性的なケガに悩まされてきた」というように安定して、チームの戦力になれていない。昨季も2度にわたってふくらはぎを負傷し、長期離脱していた。
また、英メディア「フットボール・ロンドン」は「プレシーズンを全休する可能性もある」とし「(ミケル)アルテタ監督はそのようなことが繰り返されないことを望んでいるだろう。アルテタ監督は冨安を完全には頼れないため、売却を考えたくなるかもしれない」と指摘していた。