バイデン大統領が21日に大統領選撤退を発表した直後、無所属で出馬しているロバート・ケネディ・ジュニア氏が緊急会見を行い、「民主党候補になってもいい」と語った。米FOXニュースが21日、報じた。
ケネディ氏はジョン・F・ケネディ大統領の甥で、ロバート・ケネディ元司法長官の息子という華麗なる一族。もともと民主党から出馬する予定だったが、バイデン氏が再選を目指したため無所属から立候補した。トランプ前大統領、バイデン氏に次ぐ人気となっている。
ケネディ氏は民主党候補になることが有力視されているカマラ・ハリス副大統領を批判した。
「トランプ大統領はポピュリストとのつながりを持っている。民主党が、党内で不人気なカマラ・ハリス氏を副大統領に任命するという、私の予想通りのことをするとすれば、それがバイデン氏の選挙資金を保持する最も簡単な方法だからだ」
そして、もし民主党の指名候補としてオファーされれば、それを受け入れることを検討するという。
「党の長老たちが私のところに来たら、私は間違いなく彼らの言うことに耳を傾けるだろうし、何かを話し合うだろう。私はドナルド・トランプ氏に勝てる唯一の大統領候補だ。もし私が彼らの立場なら、そうするだろうし、彼らの提案には間違いなく耳を傾けるだろう」
ケネディ氏はさらに「私は今の立場で選挙活動に満足しており、この選挙に勝てると信じている。現時点では、これは2人の候補者の争い、あるいは2人だけの争いだと考えている。そう言わせてもらいたい。そして、ご存じの通り、私は勝利する最良の立場にいる」として、トランプ氏との一騎打ちだと発言した。