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【F1】角田裕毅に負けたリカルドが〝禁断のチーム批判〟謝罪まで要求「余計に腹が立った」

東スポWEB 2024年7月22日 18時5分

F1のRBで低迷するダニエル・リカルド(35)が、21日に行われたハンガリー・グランプリ(GP)決勝で入賞を逃す12位に終わったことで禁断のチーム批判を展開して波紋を呼んでいる。

リカルドは9番手グリッドだったが、スタートに失敗していきなり順位を下げると、チームが早めのピットストップ戦略を選択。しかしこれが裏目に出て、コース上で渋滞に巻き込まれる時間帯が出るなど順位を挽回できず入賞を逃した。

するとレース後に、チームやスタッフに対してブチギレた。ドイツ誌「モータースポーツマガジン」が、その様子を詳報した。

リカルドは「これまでたくさんのレースをドライブして、イライラするレースもたくさんあったが、今回は最もイライラするレースの一つだった。なぜなら、自分にはペースがあり、基本的に自分が先に進むはずだったレースをユウキに譲ってしまったからだ」と主張。チームの戦略さえ良ければ、9位入賞を果たした同僚の角田裕毅よりも上に行くはずだったと怒りをあらわにしながら持論を展開した。

さらに「すでにピットに入ってくるクルマがいたのに、なぜその後にピットに入ったのか理解できない」とチームやスタッフの判断を糾弾。怒りが収まらないリカルドは「チームが『ごめんなさい、失敗しました』と言ってくるのを待っていたが、そのメッセージは受け取れず、余計に腹が立った」。スタッフから謝罪がなかったことに激高し、改めて謝罪するよう求めたのだ。

RBのメキース代表はリカルドの戦略についてチーム側の非を認めているとはいえ、ここまでチームやスタッフにキレてしまっては遺恨を残すことが確実。チームの内紛にもつながりかねないだけに、リカルドにはベテランらしい振る舞いが求められそうだ。

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