ピン芸人のハリウッドザコシショウ（５０）が、毎年夏恒例のミニ単独ライブツアー「ハリウッドザコシショウのミニ単独ライブシリーズ ＳＥＡＳＯＮ（１５） おまえいったなー↑ツアー」を８～９月に開催する。ザコシショウはツアーへの意気込みに加え、霜降り明星・粗品による宮迫博之への“口撃”、さらに松本人志の活動休止などお笑い界の問題について“ＮＧナシ”で語りまくった。
夏恒例のツアーについて「かなりしんどいですよ。５０やし。でも世の中の５０よりは元気だと思うけど」と笑い飛ばした。昨年も開催した東京、静岡、大阪、福岡に加え、今年は初開催の名古屋を加えた５都市７公演。
「出身地の静岡でやってるから、近いので名古屋はやってなかったけど今年からやります。ただ静岡より名古屋の方がチケットの売れ行きはよかった」
ただ、静岡への愛着は強い。
「静岡で番組、やりたいですよ！ 以前は出てたんです。静岡朝日テレビの『ピエール瀧のしょんないＴＶ』。でも瀧さんが逮捕されて打ち切り（笑い）。次に始まったのが『霜降り明星のあてみなげ』。オレは薬物やってないのに、もう呼ばれなくなった。でも瀧さんには勉強させてもらった。素人の方との絡みがうまくて面白かった」
霜降り明星といえば、粗品が宮迫博之に絡んだ騒動が話題となった。「やり方はキツイけど、僕は粗品のこと面白いと思ってるのでね。まあ追い込むみたいなことはやらない方がいいとは思うけど、僕は好きですよ。これ最初は粗品がテレビでユーチューバーをイジって宮迫さんの名前も出したから、それに宮迫さんが反論する動画を出したんですよね？ 肌感で何となく分かるけど宮迫さん、本気で怒ってたんじゃないですか（笑い）」
宮迫は粗品に対し「『アメトーーク！』みたいな番組作った？」と発言したが、「あれはパーティーで酒飲んでましたからね。飲んでなかったら言ってないでしょ」。
今年の上半期、お笑い界最大のニュースは松本人志の活動休止だろう。テレビで松本の姿が見られなくなって半年が経過した今、ザコシショウは「影響はメチャクチャ大きい」と断言した。
「正直、張り合いがないというか…。どの現場でも、やっぱり松本さんがいるとピリッとする。やっぱスベれねえなって。もちろん常にウケるつもりでやってるけど、松本さんがいないとそこまでピリッとしないから」
やはり緊張感は必要だという。松本に並んで現場をピリッとさせるほかの芸人はいるのか？
「明石家さんまさんくらいかな？ 『お笑い向上委員会』はやっぱり緊張するから。ビートたけしさん、タモリさんなどと絡む機会はほぼないし…」
ザコシショウは２０１６年の「Ｒ―１ぐらんぷり」で優勝。それから一気にブレークした印象があるが、本人は「優勝して１～２年は路頭に迷った」と明かした。
「Ｒ―１の３年後くらいに『ドキュメンタル』で優勝してからやっと周りが何となくザコシショウの扱い方を分かってきた感じ。でも『ドキュメンタル』も松本さんのプロデュース。そうじゃなければ、そこまで影響は大きくなかったと思う」
下半期にはキングオブコント、Ｍ―１グランプリと松本が審査員を務めていた大会がある。
「影響はメチャクチャ大きいでしょう。だってほかの審査員、オレよりほとんど後輩ですよ。昨年だと先輩は、キングオブコントでは東京０３の飯塚悟志さん、Ｍ―１では山田邦子さんと博多大吉さんだけだから」
松本の代わりとなる審査員はいるのか？
「コントなら内村光良さんかな？ でも漫才だと誰なんだろ？ 難しいね。まあ大会自体は盛り上がると思うけど、やっぱり『松本さんが認めた優勝者』となるとハクが付くから」と松本不在の状況を嘆いた。
☆今年のミニ単独ライブツアーは８月３、４日の東京・有楽町朝日ホールを皮切りに、１２日に福岡・電気ビルみらいホール、２４日に愛知・今池ガスホール、２５日に大阪・ドーンセンターホール、３０日に静岡・清水文化会館、そして９月１４日に東京・イイノホールで開催する。また３会場では公演前イベントも開催。８月１２日の福岡では「提供ハリウッドザコシショウ上映会」、２４日の名古屋では「珍凹ザコシの糞ゲーム玉国」、そして９月１４日の東京ではユーチューブチャンネル「ザコシの動画でポン！」の公開収録をそれぞれ行う。