マリナーズ会長付き特別補佐兼インストラクターのイチロー氏（５０）の〝満票〟殿堂入りが注目されている。今年は２０日（日本時間２１日）にニューヨークのクーパーズタウンで殿堂入り４人の式典が行われたばかりだが、来年はＭＬＢ通算３０００安打のイチロー氏が被投票権の資格を取得し、１月に候補者として名前が挙がることになる。
２００１年ＭＶＰ、首位打者２回、オールスター１０度出場、ゴールドグラブ１０回、１０年連続２００安打に加え、２００４年にはシーズン２６２安打を放ってＭＬＢ最多安打記録を更新した。取得１年目での選出は確実だが、２０１９年選出のヤンキースのセーブ王、マリアノ・リベラ氏以来２人目の満票選出の可能性もあり、ＭＬＢ公式サイトは「マリアノ・リベラに加わる可能性があるのはイチローだ。満票に反対する論理的な議論はまったくない」とみている。
また「スタートリビューン」はクーパーズタウンでの式典のフィーバーぶりを予想。「彼は２７歳でデビューし、３０８９安打を放った。考えるまでもないことだ」としたうえで「イチローは国際的なアイコンであり、日本からの巡礼を引き起こすだろう。その数は２００７年のトニー・グウィン、カル・リプケン・ジュニアが８万人以上の前で殿堂入りした記録を上回る可能性がある。メディアの数も相当だ。警備面の課題に直面している」と指摘。セレモニー当日はクーパーズタウンが大混乱に陥るかもしれない。