パリ五輪に出場するバスケットボール男子日本代表のエース八村塁(26=レイカーズ)が大活躍したことで、レイカーズ前ヘッドコーチ(HC)のダービン・ハム氏への批判が再燃している。
日本は21日(日本時間22日)に行われた強化試合のセルビア戦で100―119で敗れたが、八村は両チーム最多となる29得点と大爆発。現在世界最高のプレーヤーの1人とされるニコラ・ヨキッチ(ナゲッツ)と互角以上に渡り合い、評価を上げた。
八村は昨年のプレーオフでヨキッチを封じて一流プレーヤーの仲間入りを果たしており、今回もヨキッチを中心としたセルビアに一人奮闘を見せたことから、所属するレイカーズのファンからは称賛の声が高まっている。
欧米のスポーツを扱う国際メディア「スポーツキーダ」は「ダービン・ハムはシーズンを通して彼を妨害した…ニコラ・ヨキッチのセルビア戦での八村塁の素晴らしいプレーにレイカーズのファンが反応」と題して、その声を紹介した。
八村がセルビア相手に29得点、4リバウンド、フィールドゴール成功率65%、3ポイントシュート成功率62・5%を記録したことを強調した上で「ダービン・ハムはシーズン中ずっと彼を妨害していたが、もはやそうではない」「ハムは本当にこの男よりも、レディッシュとプリンスを優先させていたな」などとファンの声が寄せられている。
レイカーズはハム前HCを今夏に解任し、J・J・レディック新監督を招へいした。ハム氏を巡っては八村を〝冷遇〟したことがチーム内外で問題視されており、今回八村が世界トップクラスのパフォーマンスを見せたことで、同氏への批判が再燃した格好だ。
因縁の指揮官が去り、名門で新シーズンの飛躍へ期待が高まる。