8年ぶりに夏季五輪に復帰する北朝鮮代表選手団の〝全容〟とは――。
北朝鮮は前回2021年東京五輪を新型コロナ禍を理由にボイコット。今回は8年ぶりに復帰となり、国際舞台では謎に包まれている選手ばかりだ。
韓国メディア「スポーツタイムズ」は北朝鮮選手団について解説。「北朝鮮は強気種目であるレスリング(5人)、水泳ダイビング(3人)、卓球(3人)、ボクシング(2人)と体操・陸上・柔道(以上1人)に至る7種目に16人を出場選手として登録した」と伝えた。
下馬評が高いのは、杭州アジア大会で2冠となった体操女子のアン・チャンオク。今季のW杯シリーズ全体1位となり〝メダル候補〟と評価されている。
世界水泳ダイビング女子シンクロ10メートルプラットフォーム銀メダルのキム・ミレ―チョ・ジンミ組もメダル圏内。女子ボクシングの54キロ級と60キロ級の選手もそれぞれアジア大会で金、銀メダリストだ。
日本勢の脅威となりそうなのがレスリングだ。最も多くの選手を送り込んでおり、「男子グレコローマン60キロ級のリ・セウン、女子50キロ級のキム・ソンヒャン、53キロ級のチェ・ヒョギョン、62キロ級のムン・ヒョンギョン、68キロ級のパク・ソルムルが出場。また、柔道女子70キロ級のムン・ソンヒも強敵だ。
マラソン男子にもエントリーするなど注目競技でも躍進を狙う北朝鮮。これまで〝日朝戦〟ではさまざまな競技で遺恨がぼっ発しており、本番へ向けてきな臭いムードが漂いそうだ。