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ドーピング疑惑渦中の中国競泳選手団にパリ入り後早くも検査200回の〝厳重監視網〟

東スポWEB 2024年7月23日 19時44分

ドーピング問題の渦中にあるパリ五輪の中国代表競泳選手団に、異例の〝大検査態勢〟が取られている。

競泳の中国代表選手を巡っては23人が東京五輪前のドーピング検査で陽性となったにもかかわらず、本大会出場を認められたことが4月に発覚。世界反ドーピング機関(WADA)の隠ぺいを指摘する批判が続出して波紋を広げている。

そうした中、WADAは汚名返上すべく中国選手団への警戒を最高レベルに引き上げている。

英メディア「インサイドザゲームズ」は「五輪開幕まで1週間を切った現在、中国五輪競泳チームはパリでの最初の10日間で、31人の選手団がすでに合計200回近くの検査を受けていると、チーム栄養士のユー・リャン氏が微博(中国版X)で説明している。(後に投稿は削除された)」と異常なまでの検査回数に上っていることが明らかになった。

「もしこれらの数字が正確だとすれば、選手一人あたり約6回のテストに相当する。『私たちは朝6時にトライアルに到着し、昼休みにはホテルのロビーのソファ以外で休む場所がなかった』とユー氏は指摘している」と強調。ユー氏は「私たちは夜の9時に再び到着し、真夜中まで起きていなければならなかった」などと〝検査漬け〟の生活を送っていると説明した。

疑惑の中国競泳選手団に対して徹底した〝監視網〟が敷かれているようだ。

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