立憲民主党の岡田克也幹事長は２３日に国会内で開いた会見で、泉健太代表の任期満了に伴う同党代表選スケジュールについて言及した。
同党執行部はこの日、党本部で代表選日程をめぐって協議。自民党は９月末までに総裁選を行うと見られていることから、同じタイミングで検討を進めているという。
「何も決まっておりません。自民党も８月にならないと動き出さない雰囲気もありますので、その状況も見ながらこちらも対応を決めていきたい。９月の後半になることは間違いないとは思っています」（岡田氏）
どんな代表選にしたいのか。岡田氏は「しっかりとした代表選をやって国民の皆さまに政権を担える政党だと認識していただけることは非常に大事。候補者間の議論も自民党の総裁選以上のレベルを示していくことが有権者の皆さまに伝わればいいなと思っています」と期待感を示した。
岡田氏は冒頭で衆院解散・総選挙の時期について「１０月に行われる可能性が高い」と話し、所属議員たちに自民党候補者に勝てるよう選挙区での活動に力を入れるよう指示を出している。
秋に解散があると分析した根拠について、岡田氏は「自民党総裁選は９月２０日過ぎの最後の１０日間のどこかで行われると思います。そこで刷新感を出して、あまり時間をかけずに解散するのが一番あり得るシナリオだと思います。菅義偉前総理が辞めたあとの岸田さんは総裁選で選ばれたあと、予算委員会を開かず、１週間の本会議だけで解散されました。今回も同じような形になる可能性が高いと思っています」と語った。