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【新日本・G1】EVILが開幕3連勝 次戦の内藤哲也に「俺がいたから今なんとかなってるようなもんだアイツは」

東スポWEB 2024年7月23日 21時40分

新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」23日広島大会のAブロック公式戦で、「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」のEVILがSANADA(36)を拷問の館に引きずり込み3連勝を飾った。

「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」時代の元パートナーとの公式戦は、開始前から不穏な空気が漂った。EVILがH.O.TのTシャツを差し出すと、SANADAもこれを受け取り着用。「広島のクソどもよく聞け! 話は最初っからできてんだよ。今日からH.O.TのSANADAだよ」と説明したEVILは「今日の主役はお前だよ。その代わり約束通り今日の勝ちは譲ってもらうぞ」と〝無気力試合〟を持ちかけた。

これにSANADAも一時は応じたかと思われたが、カバーの途中で体を入れ替えEVILをフォール。何とかカウント2で返し「話が違うじゃねえか! やってられるか。こんな試合はノーコンテストだよ、ノーコンテスト」と憤ったEVILだったが、最初から話はできていなかったというだけのことだろう…。

ならばとレフェリーとSANADAを衝突させて無法空間を生み出し、セコンドのディック東郷を介入させたEVILだが、手の内を知り尽くされた相手になかなか決定打は放てない。反撃を許すとネックスクリューからラウンディングボディープレスを浴びて窮地に陥った。

デッドフォールこそ逃れたものの掟破りのEVIL(変型大外刈り)を浴び、場外にいた東郷もプランチャで排除されてしまう。それでもレフェリーを盾にしてシャイニングウィザードを防ぐと、急所蹴りがさく裂。そのまま一気に裏EVILを決めて逆転勝利をものにした。

バックステージで「SANADAよ、テメーはばかでクズな野郎だな。最初からよ、俺との約束を守っておけば痛みなく今日が終わってのによ」と高笑いのEVILは、次戦(27日、長崎)でIWGP世界ヘビー級王者・内藤哲也と激突する。「次は内藤か? 内藤なんてよ、俺がいたから今なんとかなってるようなもんだよアイツは。アイツに勝ってよ、会社の長として言いたいこと言ってやるよ」と、不気味な笑みを浮かべていた。

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