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【新日本・G1】内藤哲也 ジェイク・リーに辛勝で待望の初日「俺に余裕はないよ。でも…」

東スポWEB 2024年7月23日 22時21分

新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」23日広島大会のAブロック公式戦で、IWGP世界ヘビー級王者の内藤哲也(42)がジェイク・リーを下し、初勝利を挙げた。

前年度覇者として連覇を狙う内藤だが、開幕から鷹木信悟、ザック・セイバーJr.に2連敗と苦しいスタート。こよなく愛するカープの本拠地で〝ホーム〟の広島で負けられないジェイク戦に臨んだ。

試合が始まると「ALL TOGETHER」(6月、札幌)のリベンジに燃えるジェイクの猛攻にさらされた。場外花道でのDDTを浴び、カウント19で帰ると強烈なサッカーボールキックを浴びた。

内藤はコリエンド式デスティーノで反撃に出るが、正調デスティーノと雪崩式フランケンを防がれるもバックドロップで再び劣勢に。ジェイクのFBSこそ逃れたものの、なかなかペースを握れない。

延髄斬りからのデスティーノをジャイアントキリングで防がれた内藤は、ハイキックでダウン。これで万事休すかと思われたが、チョークスラムにカウンターのデスティーノをさく裂させて逆転勝利を収めてみせた。

代名詞の「デ・ハ・ポン」大合唱パフォーマンスで大会を締めくくった内藤だが、連日の激闘によるダメージもあり、バックステージでは座り込んでコメント。

「このIWGP世界ヘビー級王座を持っていること、そして去年の優勝者であること…こんなおいしい相手はいないだろ? そりゃ全選手、優勝と同じくらい内藤に土をつけてやろうと必死になることでしょう」と分析しつつ「ジェイク・リーは何とか止めることができたけどね、まあ、俺に余裕はないよ。まったくないよ。でも、そんな状況がうれしいし、ワクワクしてしまう自分がいるんでね」と迎撃宣言を繰り出した。

「マークが厳しいG1クライマックス、だから何だよ。これはただのリーグ戦ではない。ただのリーグ戦以上のものがこの試合(自身の公式戦)にはかかっている。全選手、目の色を変えて俺の目の前に立ってくれよ。その勢いを俺は思い切り跳ね返してやるぜ」と王者としてのプライドをのぞかせた内藤。厳しい戦いが続いているのは間違いないが、その試練を乗り越えて2000年大会以来24年ぶりに団体最高峰王者として、G1を制することができるのか――。

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