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小久保監督が打ち明けた〝イチロー氏との忘れられない会話〟【オールスター】

東スポWEB 2024年7月23日 22時41分

ソフトバンク・小久保裕紀監督(52)が23日の球宴第1戦でイチロー氏(50=マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)との思い出を語った。

この日の試合中、中継局の放送ブースに呼ばれた小久保監督。解説者の古田敦也氏、松坂大輔氏らとの話の中で前半戦首位ターンの話題になり「終わってみればいい形で折り返すことができた。星勘定はせずに、その日のゲームプランをしっかり組んだ中で、その戦術で対応してきた」と前半戦を総括した。

その上で球宴での思い出話を振られた小久保監督は、迷わずイチロー氏との忘れられない会話に触れこう語った。

「彼がオリックスで首位打者をぶっちぎっていたころ、僕は2年目に本塁打王を取った次の年(1996年)だった。ちょっと有頂天になっている自分がいて、そこで一緒にウオーミングアップをしていた時にイチローさんの言葉でハッとさせられて、その後のプロ野球人生に生きたという思い出があります」

こう前置きを語った指揮官はイチロー氏から不意に「小久保さんは数字を残すためだけに野球をやっているんですか?」という言葉を受けた。

「結構グサッときてしまいましたね。(イチロー氏の返答は)『自分の磨きたい〝イシ〟がある』いうことだった。成績も大事だけど、野球を通して磨きたい〝イシ〟があるとはっきりとおっしゃっていた。ボクはそれを〝ストーン〟と解釈したんですけど、数年後に確認すると、イチローさんは自分の意思を強くする意味だと。ボクは本にも『ストーン』の方で書いたんですけど、目先の数字だけでなく自分の『石』をしっかり磨いていくというイメージで受け取った」と笑いも交えながら日米球界のレジェンドから授かった金言を大事そうに披露していた。

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