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【名古屋場所】支度部屋のクーラー効かず〝灼熱地獄〟 若隆景「外の方が涼しかった」と苦笑い

東スポWEB 2024年7月24日 6時3分

大相撲名古屋場所10日目(23日、愛知県体育館)で、力士が場所入りした際に使用する支度部屋が〝灼熱地獄〟と化した。

この日の名古屋市内は、最高気温37度の猛暑日。環境省と気象庁が、熱中症警戒アラートを発表していた。そんな中で、力士が取組前にまわしを締めて、準備運動をする支度部屋のクーラーが効かなくなるアクシデントが発生。関取衆やその付け人ら力士が大勢いる中での緊急事態となった。

日本相撲協会の関係者は「(空調は)昨日までは大丈夫だった。幕内土俵入りあたりから、支度部屋が暑くなった。空調の設定温度を変えようとしたら、クーラー自体が効かなくなってしまったみたい。幕内の取組中盤で、大型扇風機を設置し始めたぐらいのタイミングで、空調が直った」と経緯を明かした。

この日、今場所から1年4か月ぶりに幕内復帰した若隆景(29=荒汐)は幕内翠富士(伊勢ヶ浜)から7勝目を挙げた後に「マジ暑いですね。外の方が涼しかった」と苦笑いを浮かべた。

元大関の幕内正代(32=時津風)も、幕内金峰山(木瀬)から7勝目の白星後に「(支度部屋で)すごい汗をかいた。連日これなら無理(苦笑い)。クーラーっていいですね」と苦悶の表情を浮かべながら、片手で小型扇風機に頼っていた。

同体育館は1964年に開館。翌年から60年近く、同会場で名古屋場所が開催されてきた。しかし、施設の老朽化が進行。2025年から名古屋場所は、同年に開業されるIGアリーナ(愛知国際アリーナ)で開催予定となっている。

愛知県体育館では最後の場所で、まさかのハプニングが発生してしまった。

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