ニュージーランドオリンピック委員会(NZOC)と同国サッカー協会は24、パリ五輪に臨む女子チームの練習中に1次リーグ初戦(25日=日本時間26日、サンテティエンヌ)で対戦するカナダのチームスタッフがドローンを飛ばし、トレーニングを邪魔したと国際オリンピック委員会(IOC)に苦情を申し立てたと発表した。
フランス「ルモンド」など各メディアによると、ニュージーランドの練習中にドローンが飛んでいるのを発見し、警察に通報。カナダ女子チームのサポートスタッフが操作していたことも確認し、同スタッフは警察に拘束された。明らかなスパイ行為とみなされている中、NZOCによると、IOCの公正性部門に報告済みで今後の対応を協議しているという。
また、カナダオリンピック委員会は、この件についてはサッカー女子の非公認メンバーが関与したと主張し「IOC、組織委員会、カナダサッカー協会、FIFAとともに今後の対応について検討している」とし「私たちはフェアプレーをかかげており(今回の件に)衝撃を受け、失望している。ニュージーランドサッカー協会と影響を受けたすべての選手たち、NZOCに心から謝罪する」と声明を出した。