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大谷翔平は4打数2安打3打点 打率はトップと1厘差、打点は6点差で3冠王に現実味

東スポWEB 2024年7月24日 14時40分

ドジャースの大谷翔平投手(30)は23日(日本時間24日)に本拠地ロサンゼルスでのジャイアンツ戦に「1番・DH」で出場し、4回に右翼線2点適時二塁打、8回に中前適時打を放ち、5打数2安打、3打点だった。打率3割1分4厘。チームは5―2で勝って5連勝。貯金を20とした。

2打席連続空振り三振の借りを返したのは2―1の4回二死一、三塁。マウンドは相手先発の右腕ヒックスだ。初回先頭は内角低めのスプリット、3回先頭は内角高めのフォーシームに連続空振り三振だった。カウント1―1からの3球目、内角低めに食い込んでくる82・7マイル(約133キロ)のスイパーをバットを体に巻き付けるように振り切った。角度23度、打球速度105・1マイル(約169・1キロ)の痛烈なライナーは右翼線を破る2点適時二塁打。三走に続き一走も生還した。二塁打は今季26本目。この時点で打点を72に伸ばし、リーグトップのオズナ(ブレーブス)と7点差とした。

試合後のインタビューに「難しいボールだったが、何とかフェアゾーンに落ちてくれたのでいいスイングだったと思います」と納得の表情だった。

2本目の適時打を放ったのは4―1の8回二死一、三塁。5番手の右腕ロドリゲスがカウント2―2から投じた真ん中低めの99・2マイル(約159・6キロ)のフォーシームを捉えた。打球速度114・2マイル(約183・キロ)の弾丸ライナーはスライスしながら中前に着弾。これで73打点目だ。続くスミスの初球に二塁を陥れた。今季24盗塁目だ。

2本目の適時打を「いい形で打線がつながっていたところで、自分もいい流れのまま得点したいと思っていたのでいい打席だった」と振り返った。

6回一死二塁は3番手の左腕Ta・ロジャーズと対戦。カウント1―1から三塁ベンチ前にファウルを打ち上げるも打球を追った捕手と三塁手が交錯して落球(記録は三失)した。しかし、4球目の外角低めの79・3マイルのスイーパーにバットは空を切った。

開幕直後から課題だった得点圏で3度打席に入り、適時打2本で3打点をマーク。打点が稼ぎにくいとされる1番でこの試合を含めて8試合で9打点を加えた。試合を終えた時点で30本塁打はリーグトップ、打率3割1分4厘はトップのイエリチ(ブルワーズ)と1厘差、73打点もトップのオズナと6差に接近。まだ、60試合残っているが12年ぶりの3冠王が現実味を帯びてきた。1打席も見逃せない。

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