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チャールズ国王 年間の公共支出を約41億円削減「王室のスリム化」を実現

東スポWEB 2024年7月24日 15時26分

チャールズ国王はかねて「王室のスリム化」を推進していたが、王室専門家によると、この1年間で公共支出を約2000万ポンド(約41億円)削減したと王室専門家が指摘した。24日に英紙エクスプレスが報じた。

国王は今年2月にがんと闘病中であることを公表したが、1年間で464件以上の公務をこなしながら王室の支出を減らすため、一連の経費削減に成功した。

昨年、王室の支出は1億700万ポンド(約215億円)を超え、過去最高を記録した。しかし今年は、バッキンガム宮殿の3億6000万ポンド(663億円)の改修費用削減を含むさまざまなコストの削減に取り組み、国王補助金によって賄われる総純支出は17%減少して8910万ポンド(約183億5000万円)となった。

24日に公開された王室補助金の会計報告によると、昨年、王室はチャールズ国王の即位の祝賀に80万ポンド(約1億6000万円)を費やした。また、会計報告では、バッキンガム宮殿の電気代が100万ポンド(約2億5000万円)近く上昇するなど、何百万人もの英国民に影響を与えている「エネルギー危機」から王室も逃れられなかったことも明らかにされている。

それでも約41億円の支出削減を実現させたチャールズ国王の手腕は評価されそうだ。

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