アルピニストの野口健氏(50)が24日までに「X」(旧ツイッター)を更新。準備不足で富士山を登ろうとする人の通行禁止を検討している山梨県知事の発言に賛同した。
山梨県の長崎幸太郎知事は18日の会見で「状況によっては準備不足の方の通行をお断りすることも方策も考える必要がある」と発言した。
富士山の山梨県側では今年から、弾丸登山などを防止するため5合目にゲートを設置。午後4時から翌日午前3時までゲートを閉鎖し、1日の登山者数の上限を4000人にし、一人2000円の通行料を徴収するなど登山規制を行っている。
それでも短パン・サンダルスタイルなど軽装の登山者が相次いだほか、山小屋を予約せずに午後4時の規制ぎりぎりにゲートを通過するなどの行為が見られた。
長崎知事はこうした行為について「心ない登山者により安全な富士登山が損なわれる」とし、さらなる規制を検討しているという。
長崎知事の発言に野口氏は「まさに知事のご指摘の通り。山梨県富士山レンジャーにその権限を与える方法を検討して頂きたい」と、富士山の環境保全と安全な富士登山を指導している富士山レンジャーに権限を与えることを提言。
その上で「これまでの知事とはまるで違い長崎幸太郎知事は着眼点が鋭い」と長崎知事の発言を称えた。