国民民主党の榛葉賀津也幹事長は２４日に国会内で開いた会見で、蓮舫氏から「貴方に言われたくない」と不快感を示された件について言及した。
まず榛葉氏は玉木雄一郎代表が連合の芳野友子会長を交えて立憲民主党の泉健太代表と２２日に都内で会談した受け止めについて質問を受けた。
「まだ議論できません。しっかりと共産党との関係を明言しなかったら、できるわけないね。玉木さんもけん制球を投げたんじゃないの。いろんな協議をしたかったらけじめをつけてね、と。初めて泉さんが代表になった時の原点に戻るならば、いろんな協議の可能性が出てくる。しかし、先の都知事選の総括もされていないし、（共産党と連携した）戦い方が間違いでなかったという方が、（立憲）党内にいるわけだから無理じゃないですか。共産党との関係を明確にする、すべてはそこからです」
榛葉氏は蓮舫氏が都知事選で落選したことに芳野氏が「共産党が前面に出たことで逃げた票があった」との発言を受けて「連合という組織からすると国民民主と立憲と連合が一緒になる、旧民主党の形が戦いやすい。それができていない理由は立憲が共産党と近づきすぎたからだ」と分析していた。
これに蓮舫氏は１８日に更新した「Ｘ」（旧ツイッター）で、榛葉氏の話を伝えた報道を引用し「言っていいかしら？ 貴方に言われたくない」と不快感を示していた。
榛葉氏は「私に絡まないでくださいと言いたいですね。もう一般の方ですから、私がコメントするまでもないでしょう」とした上で、蓮舫氏との騒動に関するエピソードをこう披露した。
「青森県連の大会に玉木さんと一緒に行っていたんですよ。運転手さんが『榛葉幹事長（蓮舫氏に）噛みつかれていますよ』と言うから『なに？』と聞いたら『ネット上で』と。どれどれ調べたら出てきた。玉木さんもどれどれと調べたら蓮舫さんにブロックされていた。その方がニュースだね。俺はブロックされていないもん。玉木さんは蓮舫さんに嫌われているね。玉木さんは身に覚えがないと言っていたよ。玉木さんはへこんでいた」とした。