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【中日】立浪監督が前半戦のオーナー報告「8ゲーム差はチャンスがない数字ではない」

東スポWEB 2024年7月24日 18時22分

中日の立浪和義監督(54)は23日、名古屋市内の中日新聞本社で大島宇一郎オーナー(60)に前半戦の報告を行った。

4月には最大貯金「6」で8年ぶりの単独首位に立った中日だが、その後、失速。前半戦を38勝46敗6分、借金8の5位で折り返した。首位・巨人とは8ゲーム差となっている。

オーナー報告後の会見で立浪監督は「前半いいスタートを切れた。先発が頑張って少ない点数を守り切ることができたんですけど徐々に先発も崩れだした部分もあります。なかなか点が取れないというところで先発の足を引っ張ってしまった状況が続いた。オールスター前に連敗してこのような成績になった」と振り返った。大島オーナーからも「あと一本が出ないね」と打撃面の課題についての話が出たという。

「これはオーナーからも言われましたけど残り試合で首位と8ゲーム差離れているが決してチャンスがない数字ではないと思いますし、一試合一試合いいものを出せるように。それの積み重ねで順位も上がってくると思う。何か一つミラクルを、連勝を起こせるように最後まで頑張るように(オーナーから)言われました」と指揮官は逆襲を誓った。

また大島オーナーは広報を通じて以下のコメントを発表した。

前半戦終盤は苦しい戦いが続きましたが、4月には2891日ぶりに首位に立つなど、昨季までとは違う戦いぶりを見せてくれていると思います。本調子でない選手もいる中で、一回りも二回りも成長した姿を見せてくれる若手もいますし、新戦力の活躍も目立っています。

昨年のこのオーナー報告の段階では、すでに負け越しが14に膨らみ、3位までのゲーム差は9・5で最下位に沈んでいました。今年はまだ、十分にAクラスが射程圏内ですし、さらに上位を諦める状況ではありません。立浪監督にはコーチ、選手、スタッフと協力しながら、ここまでの課題をしっかりと分析、把握して、巻き返してほしい。後半戦は心機一転、春先のような快進撃を見られることを期待しています。

今年も開幕当初から、非常に多くの観客がバンテリンドームナゴヤはもちろん、ビジター球場にも詰めかけていただき、本当にありがたく思います。この熱気が秋に向けてもっともっと高まっていくよう、チーム一丸となって、勝ちにこだわって戦ってほしいと思います。

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