【フランス・パリ２４日発】バレーボール男子日本代表のフィリップ・ブラン監督が〝初陣〟のポイントを挙げた。
２３日に事前合宿地のポーランドからパリに入った男子代表は、２４日に会場のパリ南アリーナで初練習を実施。２７日の１次リーグ初戦・ドイツとの一戦は午前９時開始ということもあり、練習は８時ごろから始まった。ブラン監督は「朝９時に選手がプレーするのは非常に難しいと思うが、ドイツチームも同じ。この時間に合わせて練習や早く起きたりしてきた。そこは仕方ないので、９時にハイパフォーマンスを出せるようにしたい」と展望を語った。
１９７２年ミュンヘン五輪以来、５２年ぶりの金メダルを目指す上で初戦の戦いは重要となる。「サーブとサーブレシーブがカギになる。あとは相手のオポジットに対してのブロックがカギになる」と明かし「前回のポーランドとの練習試合では、ドイツと同じように大きいミドルがいるチームに対してもきちんと戦えていた。いい準備ができている」と手応えを口にした。
今大会は男子代表にとって１つの集大成となる戦い。「この３年間準備してきたのは、フランスの地で戦うため。チームとして戦いに挑みたいという思いがある。フランス人としての気持ちはあるが、チームとして（１次リーグの）ドイツ、アルゼンチン、アメリカというところにフォーカスして戦っていきたい」と力を込めた。