広島の坂倉将吾捕手（２６）が２４日の「マイナビオールスター２０２４」第２戦（神宮）に「９番・捕手」で先発出場し、２回に逆転の満塁弾を放った。球宴での満塁弾は１９６７年の大杉以来５７年ぶり史上３人目。
０―２で迎えた２回二死満塁で第１打席を迎えた坂倉は、フルカウントから全パの２番手・藤井の投じた６球目、１４０キロの直球を完ぺきに捉えると、打球はセンター方向へ。長い滞空時間をへて打球はスタンドギリギリに着弾した。
試合をひっくり返す劇的な一発に超満員となったスタンドからも割れんばかりの大歓声。マウンドの藤井も苦笑いを浮かべるほかなかった。坂倉は「いい感じに振り抜けてよかったです。新井監督からも『シーズン中に打ってくれよ』と言われたので頑張ります（笑い）」とはにかんで見せた。
前夜の第１戦では小園が３打数１安打１打点、秋山が１打数１安打、投手の床田が代打で登場し安打を放つなど大暴れを見せた広島勢だったが、坂倉も勢いそのままにチームメートに負けない働きを見せた。