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【名古屋場所】大の里が無敗の照ノ富士破り6勝目「自分の動きでなんとかしようと思って結果が出た」

東スポWEB 2024年7月24日 20時50分

座布団が舞った。大相撲名古屋場所11日目(24日、愛知県体育館)、新関脇大の里(24=二所ノ関)が横綱照ノ富士(32=伊勢ヶ浜)を突き落として6勝目(5敗)。無敗で優勝争いのトップを快走していた横綱に、初めて土をつけた。

取組後に大の里は「体が動いてくれたので良かったです。昨日負けて悪い流れがずっときていたので、今日は思い切っていこうと思った。止まったら(照ノ富士は)力強いので、なんとか動いて、自分の動きでなんとかしようと思って結果が出た」と充実した表情。9日目から2連敗中だったが、この日は納得の相撲を見せた。

初日から連勝中の横綱に土がついたことにより、場内の観客も大熱狂。多くの座布団が舞う中で、大の里はうなずきながら花道を引き上げた。「(座布団が飛んだのは)うれしかったですね。まだ15日間終わってないので。これも経験ですし、場所は終わってないのでしっかり集中して頑張ります」と気を引き締めた。

12日目はカド番の大関貴景勝(常盤山)との一番。すでに5敗を喫している大の里にとって、来場所の大関挑戦をつなげるためにも負けられない。貴景勝も11日目の時点で6敗。お互いの番付のために、絶対に負けられない戦いとなる。

大の里は「苦しい土俵が続いているけど、まだ場所が終わってないので。しっかり気合を入れなおして、残り4日間頑張りたいです」と表情を引き締めた。

また、取組後に照ノ富士は取材に応じなかった。12日目は関脇阿炎(錣山)と対戦する。

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