番長も心配顔だ。「マイナビオールスターゲーム２０２４」第２戦が２４日、神宮球場で行われた。ＤｅＮＡの筒香嘉智外野手（３２）の代役として出場したタイラー・オースティン内野手（３２）がアクシデントに見舞われた。
オースティンは５回に代打で出場してマチャド（オリックス）から豪快２ランを放ち、２打席目となった７回にも左前打をマーク。全セの猛反撃にひと役買ったが、真夏の祭典でアクシデントに見舞われた。９回の一塁の守備で辰己（楽天）が放った痛烈な打球がワンバウンドして顔面に直撃。倒れ込んだオースティンは苦悶の表情を浮かべながら口元を手で押さえ、途中交代となった。
今季は４月上旬に右太もも裏の肉離れで離脱。５月中旬に復帰して以降は打撃好調で中軸や２番に入り、５８試合で打率３割２厘、１５本塁打、３７打点の成績を残している。一発を放った後には「風のおかげで入りました。スーパーピッチャーのマチャド投手から打ててうれしい」とうれしそうに話していたが…。
首位と２・５ゲーム差のセ３位で２６日から後半戦に入る三浦監督から一瞬にして笑顔が消え、不安そうな表情。再び離脱となれば大きな痛手となるだけに、軽症を祈るしかない。