いわゆる〝パパ活不倫〟により議員辞職した宮沢博行前防衛副大臣(49)が来月、大阪で行われるトークショーに登場することが分かった。相手を務めるのは、大阪で活動する落語家・森乃石松(43)だ。落語家と元政治家、一見すると縁がなさそうな2人がなぜコラボすることになったのか? 石松に聞くと、偶然が積み重なって実現することになったという。
宮沢氏が登場するのは、8月9日に大阪・ミナミのロフトプラスワンWESTで行われる大反省会トークショー「パパ活裏金元国会議員 宮澤博行見参!」。このMCを石松が務める。
宮沢氏が注目を浴びたのは昨年12月、自民党派閥の裏金問題で揺れる中、「派閥の方から、しゃべるな」と、所属する清和会(安倍派)から指示されたかん口令を暴露。防衛副大臣を辞任し、裏金問題が一気に明るみに出るきっかけを作った。
しかし5か月後の今年4月、週刊誌に〝パパ活不倫〟を報じられた。宮沢氏は週刊誌報道について「記憶にございます」と認めて議員辞職した。宮沢氏の正直すぎるこの発言は〝名ゼリフ〟として話題を呼んだ。
それにしても、宮沢氏は静岡県生まれで東京大学に進学。その後、政治家になった。なぜ縁もゆかりもない大阪で行われるトークショーに登場することになったのか? 石松に聞いてみると、本当に偶然が重なって実現したという。
「僕が家でカフェオレを飲みながらテレビを見てたんです。そしたら宮沢先生のニュースをやってて。何の気なしに見てたら、あの『記憶にございます』が出てきて…。その瞬間、カフェオレを口から吐き出しました。ベッド汚されたんで、僕も被害者ですよ」
笑わせることが仕事の落語家が、お堅いはずの政治家の言葉に爆笑してしまった。「政治家の先生からそんな言葉が出てくるとは思わなかったですからね。それで僕、宮沢先生のファンになってしまったんです」
そこで石松は、宮沢氏のフェイスブックに「感動しました! こんな正直な政治家、見たことございません」とのコメントを送ったという。
「コラボするとか一切考えてないですよ。無視されても当然と思ってたら、返事くれたんです。先生が静岡出身で、僕の芸名が森乃石松やから『森の石松はなじみがある』とか言って。電話番号も教えてくれた」
そうして話をしているうちにコラボの話をしたところ、宮沢氏は快諾。トークショーが実現することになったという。
「最初は『奥さんも呼んで大反省会しましょ』って言ったんですけど、『それだけはムリ』とのことでした(笑い)」
とは言え、基本的には〝NGナシ〟でトークショーを行うという。
「やっぱり政治家の先生やから、僕も勉強せなアカンと思って『著書とかあったら教えてください』って言ったんですけど、『そういうのはやめましょう。ぶっつけ本番で』って宮沢先生の方から言うので…。結局、当日も打ち合わせなしでやることになりました」
裏金問題を暴露し、〝パパ活不倫〟で辞職した元政治家と落語家による打ち合わせなしのトークショー。展開が全く予想できないだけに、果たしてどんな話が出てくるのか? 興味津々だ。