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アルゼンチン―モロッコ戦はサポ乱入→2時間中断→前代未聞の結末「歴史に残るスキャンダル」と海外報道

東スポWEB 2024年7月25日 5時48分

前代未聞の開幕戦だった。パリ五輪サッカー男子1次リーグB組で優勝候補のアルゼンチンが初戦(24日=日本時間25日、サンテティエンヌ)でモロッコに1―2と敗れた試合は大混乱に陥った。

アルゼンチンが1―2のビハインドで迎えた後半のアディショナルタイム、MFクリスティアン・メディナが劇的な同点ゴールをマークすると、モロッコサポーターがピッチに乱入し大暴れ。さらにスタンドから爆竹や花火、ごみなどが投げ込まれ、ピッチサイドに機動隊が入る事態に発展し、危険を感じた両チームの選手たちはロッカーへ避難した。

試合は引き分けと思われたが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)でプレーを確認した結果、オフサイドの判定で同点弾は無効。結局、約2時間の中断を経て試合は再開されることになり、アルゼンチンは敗れた。元スター選手のハビエル・マスケラーノ監督は「このようなことが起こるのは好まない」とあきれ気味で、主将のDFニコラス・オタメンディは「ナンセンス」「歴史的な失敗だ」と語ったという。

英メディア「BBC」は「観客トラブルにより、五輪の初戦は混乱と不安な状況の中、約2時間中断され、最終的には無観客となり、モロッコが物議を醸す勝利を収めた」と伝え、スペイン紙「マルカ」は「歴史に残るスキャンダルだ」と指摘。英紙「サン」は「カオス。醜いシーンでパリ五輪は大混乱」と報じていた。

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