米国・AEWの「AEW DYNAMITE」が24日(日本時間25日)に放送され、〝プロレス王〟鈴木みのる(56)がFTW王者のクリス・ジェリコ(53)との王座戦に敗れ、ベルト奪取はならなかった。
6月に行われたAEWと新日本プロレスの合同興行「Forbidden Door」での共闘要請をみのるが拒絶したことで、因縁が勃発した両雄の王座戦。試合開始から互いに一歩も引かない逆水平チョップ合戦を長時間にわたって繰り広げ、会場のボルテージは最高潮だ。
みのるのチョップで胸が裂けたジェリコがエルボー、ラリアートで均衡を破ると試合は大荒れの展開に。みのるも場外でイス攻撃を繰り出していく。さらにリングに戻ると指を決めながらのアームバー。コードブレイカーで反撃を許しながらも3カウントは許さない。
しかしゴッチ式パイルドライバーはウォールズ・オブ・ジェリコで切り返されてしまう。ならばとスリーパーホールドからもう一度狙うが、これを防がれると急所攻撃を浴びて悶絶。最後はジュダス・エフェクトで3カウントを奪われてしまった。
納得のいかないみのるは敗戦後のリングでジェリコを急襲しゴッチ式パイルドライバーでKO。これに対しビッグ・ビル、ブライアン・キースが乱入しみのるが鎮圧されると、今度は柴田勝頼が姿を現した。
柴田は2人を蹴散らすと、目下連敗を喫している因縁のジェリコを挑発。結果的にはみのるを救出する形となったが、柴田とみのるは視線を交わしただけでリングを降りた。みのる、ジェリコ、そして柴田の因縁の行方はいかに――。