東京女子プロレスに参戦する角田奈穂(37)が、25日の引退試合(東京・新木場1stRING)でリングに別れを告げた。
舞台俳優から2015年5月にアクトレスガールズでプロレスデビュー。20年からは東京女子に戦いの場を求め、昨年10月に自身初のタイトルとなるプリンセスタッグ王座を戴冠するなど活躍した。
ラストマッチでは瑞希(28)とシングルマッチで対戦。直前まで腰の負傷で欠場していた影響が残り、得意技の紫電改は最後まで決められなかった。さらに東京女子メンバー全員の串刺し攻撃をくらう場面もあったが、ケンカキックや雪崩式ヘアーホイップといったらしさ全開でファンを魅了。最後は瑞希のキューティースペシャルに散り、晴れやかな表情でリングを下りた。
「無事元気に終わって、笑顔でリングを下りられたことと、みんなが温かくて幸せです。すごく幸せなプロレスラー人生を歩ませてもらえました。みんなに感謝の気持ちでいっぱいです」
今後については「引退会見の時にお話しした、やりたいことに着実に前に進めてて、いい報告ができると言い切れます」と語り、9年間のプロレスラー人生に幕を下ろした。