昭和７年（１９３２年）生まれで、２０１１年から「Ｘ」（旧ツイッター）を愛用し、２０万人以上のフォロワーを抱える大崎博子さんが亡くなっていたことがわかった。
大崎さんのアカウントでは同日、「博子の娘です。２３日の夜に母が永眠いたしました。ここでたくさんのフォロワーさんたちから毎日元気をいただいておりました。お礼を申し上げます。ありがとうございました。取り急ぎご連絡いたします」とポストされた。
大崎さんは２日前までいつも通り「Ｘ」を運用。「お年寄りで冷房が嫌い、、体に悪い、、と思っている人がいます。冷房代が高い。暑いのを我慢してエアコンをつけない方が体に悪いです。快適に過ごす方が精神的にも幸せだと思う！」、「私ったらエアコンが好きなのですよ。 今の時期２４時間つけっぱなしです」などと熱中症対策を呼びかけていた。
大崎さん７０歳まで現役で仕事を続け、定年後は太極拳、マージャン、散歩など幅広い趣味を楽しんでいたが、７８歳で銀座のアップルストアでＭａｃに出会ったことでより豊かな生活を楽しむようになった。スカイプやユーチューブを使い、２０１１年３月からツイッター（当時）を使い始めると続々とフォロワーを集めるインフルエンサーとなった。
後期高齢者ではなく、〝高貴香麗者〟を自称する大崎さんが、楽しく生活する姿が多くの共感を集め、「８９歳、ひとり暮らし。お金がなくても幸せな日々の作りかた」「９０歳、ひとり暮らしの知恵袋 お金をかけない素敵な毎日の過ごし方」（どちらも宝島社）と２冊の書籍も刊行された。
突然の訃報にフォロワーからは「いつも素敵なツイートありがとうございました」「最近まで更新していたからびっくりで悲しい」「楽しそうな晩酌ポスト大好きでした」「いつも元気をもらっていたので感謝しかありません」と故人をしのぶポストが殺到している。