【フランス・パリ25日発】日本体操協会の田中光女子強化本部長が〝騒動〟に揺れる現状について言及した。
26日に開幕するパリ五輪では宮田笙子(19=順大)がエースとして活躍が期待されるも、内部通報がきっかけで飲酒と喫煙が発覚。責任を痛感し、自ら辞退を申し入れた。そのため、団体には岡村真、岸里奈、中村遥香、牛奥小羽が出場する。
まさかの事態に見舞われた中で、田中強化本部長は25日の取材で「多少の動揺はあると思う」と切り出した上で「その辺(SNSなど)はあまり見ないようという話はしたり、本当に試合のことに集中するように言っている」と明かした。
続けて「私自身現場で(選手を)預かる身として、こういう事態が起こったということはかなり大きな責任を感じている」と謝罪しつつ「今この時点ではやっぱり4人の選手が試合で力を発揮できるということを一番に優先して考えている。私自身もサポートに徹したいと思う」とコメント。残されたメンバーで花の都に挑む構えだ。