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ミセス「コロンブス」お蔵入り覚悟→〝新しいMV〟にファン歓喜

東スポWEB 2024年7月26日 5時24分

3人組バンド「Mrs.GREEN APPLE」の新曲「コロンブス」の〝MV〟にファンが歓喜している。

同グループの公式サイトは25日、日本コカ・コーラ株式会社「Coke STUDIO」キャンペーンの参加見送りを発表。「Mrs.GREEN APPLEが参加しておりました日本コカ・コーラ株式会社『Coke STUDIO』キャンペーンにつきまして、当社は日本コカ・コーラ社と協議を行い、やむを得ず同キャンペーンへのMrs.GREEN APPLEの参加を見送ることになりました」と報告した。

新曲「コロンブス」は、キャンペーンソングとして書き下ろされたが、ミュージックビデオ(MV)の内容を巡り、批判を浴びる騒動に発展。「歴史や文化的な背景への理解に欠ける表現が含まれていた」として、6月12日の公開翌日に非公開となった。所属レーベルのユニバーサル・ミュージック合同会社と所属事務所、そしてボーカルの大森元貴も謝罪していた。

これにはファンからショックの声が上がったが、数時間後に〝歓喜〟の輪が広がる。

というのも、グループの公式ユーチューブで「コロンブス」のライブ映像が公開されたからだ。これは、4日間で約15万人を動員したスタジアムツアーの最終公演(21日、神奈川・横浜スタジアム)で披露したもの。

音楽関係者は「MVは公開停止のままなので、ライブ映像が初めての公式動画となり、ファンはこのライブ映像をファンと一緒に作った〝新たなMV〟だと歓喜している。騒動の影響で『コロンブス』をテレビで披露することはかなわなかったが、スタジアムツアーでは披露した。当時はファンでさえ〝お蔵入り〟を覚悟していただけに、『コロンブス』だとわかった瞬間、地鳴りのような大きな歓声が起きた」と話す。

MVで人種差別や歴史的な観点を慎重に判断できなかったことは問題だが、「コロンブス」の楽曲自体に罪はない。

同関係者は「『コロンブス』はタイアップ曲として制作しましたが、大森らメンバーは楽曲に並々ならぬ愛情を注いでいる。だからこそ批判も覚悟の上でライブで歌い、キャンペーン参加中止直後にライブ映像を〝公式MV〟のような形で公開した。今後もライブで歌っていくでしょう」と話している。

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