開会式よりきらびやか！？ ２６日（日本時間２７日）のパリ五輪開幕を前に、現地ではスポーツ、芸能など各界のセレブが大集合するイベントが開かれた。
このイベントは「ザ・プレリュード・トゥ・ジ・オリンピック」。訳せば「オリンピックへの前奏曲」といった意味合いで、海外メディアの報道によるとパリ五輪を盛り上げるためにスポーツとファッション関係を中心に著名人が集まった。
開幕前日の２５日、イベント会場となったパリのルイ・ヴィトンの施設に姿を見せたセレブは、個々の知名度や業績、人数もすさまじい。
アスリートではパリ五輪に出場する男子テニスの絶対王者ノバク・ジョコビッチ、さらには男子バスケットボール米国代表のスター軍団「ドリーム」のレブロン・ジェームズも。元選手のレジェンドも女子テニスのセリーナ・ウィリアムズ、フランスリーグでも活躍したサッカーの元コートジボワール代表ディディエ・ドログバ、かつてタイガー・ウッズと交際したアルペンスキーのリンゼイ・ボンら多彩な顔触れが集結した。
スポーツ界以外からはローリング・ストーンズのミック・ジャガーがパートナーのメラニー・ハムリックさんを伴って登場。ミックは「変顔」で報道陣にサービスした。ハリウッド女優シャーリーズ・セロンやスティーブン・スピルバーグ、スパイク・リーの両巨匠映画監督まで現れた。
会場の施設が物語るように、このイベントにはフランスを代表する世界的企業グループＬＶＭＨが関わった。ヴィトンやクリスチャン・ディオール、モエ・ヘネシーなど高級ブランド多数を傘下に収めるＬＶＭＨ。パリ五輪では国内スポンサーになっているほか、選手に授与されるメダルはグループの有名ジュエリーブランド「ショーメ」がデザインに携わった。
イベントはＬＶＭＨトップのベルナール・アルノー氏と音楽プロデューサーでヴィトンのメンズ・クリエーティブ・ディレクターでもあるファレル・ウィリアムス氏のほか、前出のセロン、セリーナらが共同ホストとなって企画されたという。開会式を超えそうなセレブの質と量は、五輪開催地がお膝元の一大財閥が力を誇示したデモンストレーションとも言えそうだ。