２６日のＮＨＫ「あさイチ」で、話題を呼んだＴＢＳ系ドラマ「不適切にもほどがある！」の映像が流れた。同番組では３月にもこの作品が紹介されており、わずか数か月で２度目の〝珍事〟となった。
この日は若手気鋭の女優・河合優実がゲスト出演。ＮＨＫでは、河合が連ドラ初主演した昨年のＢＳドラマ「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」の再編集版を現在、総合テレビで放送している。だが、河合といえばあの作品なのか、「今年大ヒットしたドラマからご覧いただきましょう」（鈴木奈穂子アナウンサー）と流れた映像が、１月期の他局ヒット作である「ふてほど」だった。
河合演じる純子と父・市郎（阿部サダヲ）の朝のやり取りで、「オッサン今日何時に帰ってくんの？」「オッサンって誰だ？」「オメエだよ、ハゲ」という場面やミュージカルのシーンなどが約４０秒放送された。その次に流れたのが「家族だから――」となった。
あさイチとふてほどでは５月、キャストだった八嶋智人がゲスト出演した際、ドラマにひっかけて「誰かの代役？」と博多華丸にツッコまれていた。この時は単なるジョークの応酬だったが、吉田羊がゲストに招かれた３月には、吉田が「冝保愛子？」と聞かれる「ふてほど」の映像が、出演中の大河ドラマ「光る君へ」より先に紹介されている。
多数の映画、ドラマに出演し、受賞歴も華やかな河合だが、俳優として語る上で「ふてほど」は欠かせない作品となっている。河合はこの日、同作の出演にあたって昭和のバラエティー番組やドラマ、ヒット曲を勉強したことを明かした。