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大谷翔平が日米通算250号!「もっともっと打てるように」今季31号はメモリアル弾

東スポWEB 2024年7月26日 11時39分

ドジャースの大谷翔平投手(30)は25日(日本時間26日)に本拠地ロサンゼルスでのジャイアンツ戦に「1番・DH」で先発出場し、8回に4試合ぶりの一発となる31号を放ち、日米通算250本塁打に到達した。4打数2安打1打点だった。292日ぶりの登板となったクレイトン・カーショー投手(36)に白星をプレゼントすることはできなかったが復活祝いの祝砲を豪快に打ち上げて、チームが4連戦を3勝1敗の勝ち越しに貢献した。

ドジャー・スタジアムが大歓声に包まれたのはアーメドの2号で1点を勝ち越した直後の8回一死無走者だった。

「その前に大きなホームランが出てたので甘い球をしっかり打てればいいかなと思って打席に入った」。甘い球を見逃さなかった。

4番手の右腕Ty・ロジャーズの初球、内角の74.7マイル(約120キロ)のスライダーを豪快に振り抜いた。角度46度、打球速度112.6マイル(約181キロ)で高々と打ち上がった“ムーンショット”は右翼席に飛び込んだ。リーグトップの31号は飛距離360フィート(約109.7メートル)だった。飛距離は今季最短タイで46度は最も打ち上げた一発だった。

「ちょっと高かったので切れなければいいかなと思ったんですけど切れずに良かったです」と振り返った。特大弾を放つパワーが注目されるが、ファウルにしない技術も素晴らしい。日米通算250号については知らなかったそうで「もっともっと打てるように継続して頑張りたいなと思います」とアーチ量産を誓った。

3―2の4回二死一塁は今季27本目の二塁打を放った。先発右腕ウェブが1ボールから投じた93.2マイル(約150キロ)のシンカーを逆方向へ。痛烈なライナーは左中間に達した。

初回先頭は四球。1点を先制した2回二死一、三塁は1ストライクからの2球目、外角のシンカーを強打。中堅に抜けようかという107.5マイル(約173キロ)の弾丸ゴロはウェブのグラブに収まり、投ゴロだった。

4―2の6回無死一塁は2番手の右腕ジェレの真ん中高めのカットボールをすくい上げるも平凡な中飛だった。

MLB公式サイトが25日に発表した今季9度目の打者パワーランキングで大谷はヤンキースのジャッジと同率1位で並んだ。11人による投票で大谷は1票多く1位票を獲得したが、合計ポイントでは同点だった。ジャッジは25日時点で35本塁打、89打点、OPS1.107と大谷を大きくリードしているが、同サイトの投票者は大谷も匹敵するという評価をした。

「最近のサンデーナイトベースボール(21日=同22日)でレッドソックスを相手にドジャー・スタジアムの観客席を越えた打球速度116.7マイル(約188キロ)、473フィート(約144メートル)のホームランは、忘れられない印象を残すような、畏敬の念を起こさせる偉業だった。また、彼は今年2人目の30本塁打記録を達成し、今シーズン初の30―30まであと6盗塁に迫っている」

ジャイアンツ4連戦は3戦目まで8三振と徹底マークに苦しめられたが、4戦目でやり返し、チームも3勝1敗と勝ち越した。

カーショーの降板後だったため、白星をプレゼントすることはできなかったが、復活の祝砲となった。試合終了時点で31本塁打は2位のオズナ(ブレーブス)に3本差、74打点はオズナを6差で追い、打率3割1分2厘は2位のアラエス(パドレス)と1厘差ながらトップに立っている。ナ・リーグ初の個人タイトルはもちろんだが、自身初の地区優勝、プレーオフ進出など期待と楽しみが目白押しのメジャー7年目だ。

292日ぶり登板カーショーの復帰祝い

○…カーショーは今季初登板初先発したジャイアンツ戦で4回を投げて6安打2失点、6三振2四球で勝敗はつかなかった。昨年11月に左肩を手術。メジャー登板は昨年10月7日の地区シリーズ第1戦のダイヤモンドバックス戦以来、292日ぶりだ。3回に4連打で2点を失うも後続を3者連続三振に仕留めて切り抜けた。試合後、「本当に意味のある登板だった。手術を受けてから、リハビリを乗り越え、ドジャー・スタジアムで投げることは長いこと願ってきたことだから、僕にとっては大きな出来事だった」と万感の表情だった。離脱者続出のドジャース先発陣に頼れる大エースが復活した。

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