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【中日】中田翔がSKE熊崎晴香に逆襲への熱い思いを激白「優勝を目指さないなら極論、野球をやる意味はない」

東スポWEB 2024年7月26日 12時43分

中日逆襲のキーマン・中田翔内野手(35)をドラゴンズ応援大使であるSKE48の熊崎晴香(26)が直撃。竜の大将の本音に迫った。第1回では故障に苦しんだ前半戦の振り返りと後半戦にかける熱い思いを激白。首位・巨人に8ゲーム差の5位で前半戦を折り返した中日だが、中田が目指すのはあくまで逆転Vだ。

【中日・中田翔内野手インタビュー(1)】

熊崎 前半戦を振り返っていかがですか。

中田 チームの順位もそうですし、自分の成績(打率2割1分6厘、4本塁打、20打点)もまだまだ。すごく歯がゆい部分があります。前半、苦しんだ部分もあったので、後半はチームに貢献できるようにやっていきたいと思っています。

熊崎 19日の巨人戦(バンテリン)から一軍に復帰して20日はグリフィン投手からタイムリー二塁打、21日は菅野投手から本塁打を放ちました。コンディション的にはどうですか?

中田 ファームにいる期間が長かったんですけどその期間にやりたいことができましたし、打ち込むことができた。自分にとってはプラスになった期間だった。自分が思っていた以上にケガが多かったし、二軍にいるということでメンタル的にも落ちそうになることもありました。キャンプからケガをしないということを一番気を付けていたけど、ケガで2度抹消されているのでそこは情けないところでもあります。でもまだシーズンは終わってないんでね。しっかりやっていけたらと思います。

熊崎 腰の方は大丈夫ですか。

中田 (腰痛とは)ずっと付き合っていかなければならないと思っている。注射を打ったりできることはいろいろしました。100%とはいかないけど開き直って付き合っていくしかない。

熊崎 メンタルが落ちてしまった時期もあったということですけど、そういうときはどうやって気持ちをポジティブな方向に持っていったんですか。

中田 自分自身もここまで状態が落ち込むことは初めての経験だった。開幕して打ち方を含めていろんなことをやり過ぎたという失敗もあった。自分の意志を強く持って自分を信じてやれば良かったと思う。これも自分の成長につながるものと思っているのでプラスに取ってやっていくしかないです。

熊崎 中田選手の打席からは塁に出るという強い気持ちが伝わってきます。

中田 気持ち的には僕自身は強いとは思っていないですし、1年間通して自分ができることをやるだけだと毎年毎年思ってやってきた。今年に関してはうまくいかない事の方が多い中でファンの皆さんから熱い声援をいただいている。結果を出して期待に応えられていないのはプロ野球選手として1番のストレス。もちろん自分の結果は大事だけど、この年齢になるとチームが勝つことが最優先になる。自分がホームランを打っても試合に勝てないと何もうれしくない。とにかくチームの勝ちを優先してやりたいという気持ちが強いですね。

熊崎 ドラゴンズファンはここから巻き返してほしいと思ってます。

中田 そうだね。大先輩の中島さんもそうだけど、そのために中日入りを決断しているわけだから。選手はやらなあかんと思っている。やっぱり優勝したいですよね。ファンの人たちが優勝してくれと思っているのはひしひしと伝わってくる。何とかファンの人たちに夢を見せたいなと思います。

熊崎 首位・巨人とは8ゲーム差です。

中田 8ゲーム差なんてまだまだわからないですよ。日本ハムのときは15連勝して逆転優勝したことがあるから(2016年はソフトバンクに最大11・5ゲーム差をつけられたが逆転V)。一つかみ合って連勝すれば一気にひっくり返るくらいのレベルなのでね。これからが楽しみだと思いますけどね。

熊崎 優勝を目指しているという言葉を聞いてすごくうれしいです。

中田 いやいや、そこを目指さないんだったら極論、野球をやる意味はないと思っています。

熊崎 以前、立浪監督にインタビューしたときもすごく中田選手に期待していることが伝わってきました。

中田 僕からしたら監督はレジェンドなんでね。若い子たちはそういう認識がないのかもしれないけど。もともと(2013年に行われた)WBCのコーチと選手という関係からスタートして、そこから連絡くれたり、食事に誘ってもらったり。監督には感謝の気持ちがありますし、何とか男にしたいという気持ちはみんな持っていると思います。

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