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ヘンリー王子がタブロイド紙との法廷闘争を語るドキュメンタリー「タブロイド裁判」に出演

東スポWEB 2024年7月26日 13時8分

ヘンリー王子が、英ITVのインタビューで、タブロイド紙を相手取って起こした訴訟について語り、タブロイド紙との法廷闘争が、王室との亀裂を生んだと話した。米誌「ヴァラエティ」などが24日までに報じた。

ヘンリー王子は同局のドキュメンタリー番組「タブロイド裁判」に出演。一連の裁判について語っている。放送に先立ってその一部が明らかになった。

王子は違法に個人情報を収集したとしてタブロイド紙ミラーなどを運営する「ミラー・グループ・ニュースペーパーズ(MGN)」を訴えていた。昨年12月にはロンドンの裁判所が王子側が訴えた33本の記事のうち15本について「王子の携帯電話や彼の関係者の携帯電話をハッキング、または他の違法な形で得た情報に基づいて書かれた記事である」と認定。MGNに対し、約14万6000ポンド(約2870万円)の損害賠償を命じる判決を出した。

同誌によると、ドキュメンタリーに出演した王子は、判決について「記念すべき大勝利」と評価。「裁判を起こし、自ら出廷して、判事から我々に有利な判決を勝ち取ったことには、明らかに大きな意味がある」と語ったという。

ハッキングのせいで被害妄想に陥ったかという質問には「被害妄想とは、非常に興味深い言葉だと思います。被害妄想はあり得る事ですが、自分が正しいと証明されると、それが被害妄想ではなくなる。母(ダイアナ妃)についても同じことが言えると思います」と答えたという。

同時にヘンリー王子はタブロイド紙との裁判により王室との関係が壊れたと語る。「まさに問題の中心ですが答えにくい。私が家族について何か言えば、マスコミから叩かれる。全てが明らかになり、真実が何かを人々に示すことができたと思います」と明かした。

王子はMGNのほか、サン紙などを出版するニュース・グループ・ニュースペーパーズ(NGN)、デーリー・メール紙を出版するアソシエイテッド・ニュースペーパーズ・リミテッド(ANL)に対しても同様の裁判を起こしている。

同ドキュメンタリーは、現地時間25日に英ITVで放送される。

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