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今永昇太、鈴木誠也のカブスがヤンキースの超新星を獲得か=米メディア報道

東スポWEB 2024年7月26日 16時48分

トレード期限が30日(日本時間31日)に迫る中、MLB各球団の動きが激しくなってきた。今永昇太投手(30)、鈴木誠也外野手(29)が所属するカブスでも衝撃の〝駆け込みトレード〟があるかもしれない。米メディア「スポーティング・ニュース」が25日、「MLB幹部によると、カブスはヤンキースのトッププロスペクトの一人を獲得する可能性がある」と報じた。

ESPNのジェシー・ロジャース記者がMLB幹部にトレードに関する意見を聞いたところ、ある幹部が「(カブスが)トップクラスのホームラン打者を獲得する」「ジェームソン・タイヨンとリリーフ投手のマーク・ライターJrを中心とするパッケージをヤンキースに送り、ジェイソン・ドミンゲスかスペンサー・ジョーンズを獲得する」と語ったいう。

32歳のタイヨンは今季7勝(5敗)、防御率2・96をマークしている右の柱。ヤンキースで14勝を挙げた2022年オフに4年6800万ドル(約95億2000万円)の大型契約でカブス入りした。33歳のライターJrは昨季4セーブ38ホールド、今季は2勝4敗、12ホールドをマークしている。

一方、21歳の外野手・ドミンゲスは昨年9月2日のメジャーデビュー戦初打席でジャスティン・バーランダーから本塁打を放つ衝撃デビューを果たしたが、8日後に右ヒジ靱帯断裂が判明。そのまま戦線離脱し、トミー・ジョン手術を受けた。結局、8試合出場に止まったがその間、4本塁打、7打点を記録し「ヤンキースの超新星」と称された。今年5月にマイナーで実戦復帰し、リハビリ出場している。

23歳のジョーンズは22年ドラフト1巡目(全体25位)で指名された外野手。200センチ、102キロと恵まれた体格から繰り出すパワーが売りの逸材で、13日に開催された〝有望株の祭典〟フューチャーズゲームにも出場している。

「(カブスが)この有望な選手のどちらかと契約を結べるかどうか疑問に思うのも無理もない。ニューヨークの将来の外野手と目される一人を手放す価値があるのだろうか? どちらの有望選手も放出可能だとすればジョーンズだろう。ジョーンズが大リーガーとして大活躍する可能性はまだ大いにあるが、ヤンキースはシカゴにそのチャンスを与えてもいいと思っているかもしれない」(同メディア)

カブスは49勝55敗でナ・リーグ中地区最下位に低迷。ポストシーズン争いも厳しい状況で、来季を見据えて主力を放出する代わりに若手の有望株を獲得する「売り手」となっている。ニューヨークも激震しそうなこの大型トレードは実現するのか、見ものだ。

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