ヘンリー王子は英ITVのドキュメンタリー番組「タブロイド・オン・トライアル(タブロイド裁判)」についてのインタビューに出演。タブロイド紙を相手取って起こした訴訟についての思いを語ったが、視聴者の不満がSNS上で渦巻いている。英紙エクスプレスが25日に報じた。
ミラー紙などを発行するミラー・ニュースペーパー・グループ(MNG)は昨年12月、ヘンリー王子について報じた33の記事のうち15件が「プライバシーの侵害」によるものだと裁判所が判断。MGNに対し、約14万6000ポンド(約2870万円)の損害賠償を命じる判決を出した。
この事実を受けたヘンリー王子が、若い頃から「常に監視されていた」と不満を漏らすと「視聴者はテレビを止めてしまった」と同紙は報じている。数多くの裁判後、視聴者はヘンリー王子の話に飽き始めていたようで、一部の視聴者は王子の最新のテレビインタビューを視聴することを拒否したと語っている。
SNS上では「我慢できなかった! 完全にスイッチが切れた」と「X」(旧ツイッター)で不満を漏らす人や「誰も見るべきじゃない」と批判するユーザーもいた。ヘンリー王子が、マスコミとの戦いが他の王室メンバーとの不和の中心的要素だと語ると、あるユーザーは画面を消して「#ITVを見るなんて夢にも思わない」と投稿している。「前作は見ていないし、今作もこれからの作品も見ない」との声もあった。
王室ファンからはある程度の同情も寄せられたものの、ほとんどは否定的な意見でヘンリー王子の被害者意識に対して反感を抱く人が多かったようだ。