かなわなかった…。大相撲名古屋場所13日目(26日、愛知県体育館)、関脇霧島(28=音羽山)が幕内隆の勝(29=常盤山)に押し出されて6敗目。1場所での大関復帰の可能性が消滅した。
取組後に霧島は「(相撲自体は)狙い通りで良かった。あとちょっとだった」と唇をかんだ。首痛の影響もあり春場所は5勝10敗で大きく負け越し。カド番の夏場所も首のケガで7日目から途中休場し、関脇に転落していた。
今場所で10勝以上挙げれば1場所で復帰できたが、力及ばず。霧島は「(今場所は)初日から調子が良かった時に戻っていた。しっかり一日一番、準備して相撲を取ったし、やることはやっていた。1場所で復帰できなかったけど、(大関復帰の)チャンスはたくさんある。またゼロから頑張ります」と前を向いた。
14日は関脇阿炎(30=錣山)との取組。まずは勝ち越しを決めて関脇残留を果たしたいところだ。