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【パリ五輪】高速鉄道「破壊行為」に衝撃 なでしこジャパンはTGV使えず

東スポWEB 2024年7月26日 22時15分

【フランス・パリ26日発】26日に開幕するパリ五輪を前に、花の都がトラブルに巻き込まれている。

フランス国鉄(SNCF)は26日、高速鉄道TGVの3路線で大規模な「破壊行為」があったと発表。同日の早朝に3か所の路線で火災が発生し、TGVの運行がストップ。ダイヤが大幅に乱れている。パリ在住の日本人男性は「本当にパリはやばいですよ」と不安を口にした。

今回のトラブルを受け、在日フランス大使館は観光客などに注意喚起のメールを送信。「7月26日(金)朝から、フランス高速鉄道TGVのパリとフランス各地をつなぐ複数の路線が、火災などの『破壊行為』の影響により運行が乱れている模様です。また、フランス国鉄SNCF公式ページ等によると、路線により復旧は7月29日(月)以降が見込まれるとのことであり、また、可能であればTGVの利用を延期するよう呼びかけられています」とつづっている。

その上で「TGVをご利用予定の方は、報道やフランス国鉄SNCFの公式ページ等により最新の情報を入手するとともに、警察や係員の指示がある場合には、それに従う等、安全第一で行動するようにしてください」と呼びかけた。

同日にはパリ市内でパリ五輪の日本選手団が記者会見を実施。日本オリンピック委員会(JOC)尾県貢専務理事は「五輪という大きな大会の中では何が起こっても不思議ではない。しっかりと(正確な)情報を伝達し、注意喚起していくことで乗り切っていけると思う」とコメントした。

25日にナントでスペインと1次リーグ初戦を戦ったサッカー女子代表は、28日のブラジル戦が実施されるパリへ高速鉄道で移動する予定だったが、大会組織委員会が手配するバスで移動することになった。さまざまが混乱が生じているものの、現地時間午後7時半から始まる開会式は通常通り行われる。

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