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宮田笙子の五輪辞退に若狭勝氏が持論 飲酒・喫煙18歳引き下げ「自民党内で議決あった」

東スポWEB 2024年7月26日 22時16分

元東京地検特捜部副部長で弁護士の若狭勝氏が26日、自身のユーチューブチャンネルを更新。女子体操の宮田笙子(19=順大)がパリ五輪出場を辞退したことについて私見を述べた。

日本体操協会は19日、東京都内で緊急会見を開き、パリ五輪女子体操で主将に選ばれていた宮田に喫煙と飲酒が確認されたため、五輪への出場を辞退したと発表した。この決定については「厳しすぎる」という意見が目立つ一方、「危機感がなさすぎる」といった厳しい指摘も相次ぎ、賛否両論が際立っている。

若狭氏は「今回の出場辞退は反対」とキッパリ。その根拠として、民法で成人年齢が18歳に引き下げられたことを分析する必要があるという。実際に「自民党内の成年年齢に関する特別委員会が設けられ、飲酒・喫煙の解禁年齢を18歳に引き下げるという議決があった」と紹介。「医師会による健康被害についての懸念から、飲酒・喫煙可能年齢は20歳のままとなったものの、一度は自民党内で議決されたことについて着目する必要がある」と語った。

また、宮田の飲酒・喫煙については法律違反にはなるものの「罰金などの処罰規定はないため犯罪に問われることがない。にもかかわらず代表辞退ということは少し行き過ぎではないか」と持論を展開。

「ルールはルールだから代表辞退は妥当」という考えについては、「規約違反ではあるが、諸外国では出場辞退にはならない。処分は段階を踏んで行っていくもの。そうでもない時には指導したり反省を促すことだけでも効果があると思う」としたうえで、「やったことと比例した処分であるのかというと、かなり重い処分」と一連の決定にクギを刺した。

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