後半戦初戦にエースリリーバーが〝復帰〟した。
調子を崩し、約2週間、ファームでの調整に回っていた広島・島内颯太郎(27)が26日のヤクルト戦(神宮)で9日以来の登板を果たした。
この日再昇格し、本来の持ち場でもあった8回に5番手で登板。最初の打者・中村をチェンジアップで空振り三振に斬って取ると、続く山田には157キロの直球で空振り三振と復調の兆しを見せた。
二死から丸山和を四球で歩かせたものの、無安打無失点で1イニングを投げ切り今季20ホールド目。試合後は「上がってきて、一発目の試合というのは大事な試合だと思うので。そこで0っていうのは良かったかなと思います」とホッとひと息ついた。
新井監督は「良かったね。彼本来のボールが行っていた」と内容を評価しつつも「きょうはたまたま流れ的にあそこ(8回)になっただけ」とし「(今後も)7回、8回をいろんなピッチャーで。いかに島内が行きやすいかを考えて」と当面は起用法を限定しないことを示唆していた。