日本サッカー協会は27日、なでしこジャパンのDF清水梨紗(28=マンチェスター・シティー)がケガのためパリ五輪から離脱すると発表した。
清水は1―2で敗れた25日のパリ五輪サッカー女子1次リーグC組初戦スペイン戦(ナント)で先発し、後半途中に右膝を痛めて途中交代。ピッチにあおむけになったまま自ら立ち上がれず、担架で引き揚げていた。
日本協会を通じて「大会が始まったばかりのタイミングでチームを離れるのは残念で、すごく悔しいですが、まだ五輪は続くので、気持ちは一緒に戦い続けたいと思います。ここからさらにタフな試合が続きますが、金メダルという目標に向かって、みんなにはこれまで準備してきたことを最大限に発揮してもらいたいです」とコメントした。
チーム中でも代えのきかない選手の一人だけに、メダル獲得へ向けて大きな痛手となった。清水本人は、新天地でのスタートにあたって出遅れる結果となった。