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【中日】V争いから脱落寸前…巻き返しには〝鬼門・甲子園〟での勝利が絶対条件に

東スポWEB 2024年7月27日 5時21分

中日が大ピンチだ。26日の阪神戦(甲子園)に1―5で敗れ、3連敗。借金は今季最多の「9」となり、首位・巨人とは9ゲーム差。セ・リーグのV争いから脱落寸前となってきた。

それにしても立浪竜はなぜか甲子園とは相性が悪い。この日も初回無死二、三塁の先制機にクリーンアップがそろって凡退。3回無死満塁では中田が初球を遊飛、続く5番・カリステが初球を投ゴロ併殺。わずか2球で絶好のチャンスが消滅してしまうという信じられないようなことが起こった。

試合後の立浪監督も「今日は初回の攻防ですよね。いい形でチャンスを作って1点を取れなかったというのがそのままその裏の攻撃で先制された。あれだけチャンスを作って打てないというのも始まらない。各打者が今日のことを反省して。クリーンアップが打ってくれないと点が入らない。もう打てないからどうこういうのをやめます。明日頑張ります」と好機をことごとく潰した打線に渋い顔だった。

これで甲子園では今季5敗1分け。ドラゴンズにとって最も苦手な球場となっている。

中日は4月に8年ぶりに単独首位に立ち、4月17日には貯金が今季最多の「6」まで増えた。だが4月19日からの阪神戦(甲子園)で3タテをくらうとそこから失速。「あそこで3つ負けたのが痛かった」という声がチーム内からも出ていた。

6月27日の阪神戦(甲子園)で敗れた試合後、立浪監督は「苦手はもちろん作ってはいけない」と甲子園での逆襲を誓っていたが、後半戦も打線の決定力不足が続けば苦手を克服するのは容易ではない。

今季、甲子園では残り5試合。後半戦での巻き返しのためには甲子園での勝利が絶対条件となりそうだ。

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