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里村明衣子が引退会見「44歳。残りの人生まだ1周できますから…」

東スポWEB 2024年7月27日 14時56分

世界最大のプロレス団体、米「WWE」と契約する〝女子プロ界の横綱〟こと里村明衣子(44)が27日に都内で会見し、来年4月で引退することを発表した。

里村は中学3年だった1995年1月に「ガイア・ジャパン」に入門し、同年4月15日の旗揚げ戦(後楽園)で加藤園子を相手に15歳でデビュー。ガイア解散の翌年2006年に「センダイガールズ(仙女)」の旗揚げ戦を行った。2021年に仙女代表のままWWEとコーチ兼選手契約を結んだ。

この日、都内で緊急会見を行った里村は「2025年4月に引退することを決意しました。ガイア・ジャパンでデビューして、センダイガールズで旗揚げに参加して19年がたちますが、プロレス人生ひと筋でくることができました」とデビュー30周年となる来春に引退することを発表。

その理由を「私自身はケガも病気もなく最高潮の状態にいます。試合に出ればまだまだいけるなと思いますし、トレーニングをすれば筋量はつく一方で、健康は最高です。この最高の状態の時にケジメをつけて、余力があるうちに次のステージに進みたいという思いが強くて決断に至りました。44歳。残りの人生、まだ1周できますから、また新たな次のステージに進みたいと思います」と説明した。

次のステージとして、指導者やプロデューサーとしてプロレスにかかわることを考えているという。「(WWEの現場で見た)コーチやプロデューサーの存在がすごく大きかったです。その立場の人たちに憧れて『こうした立場になりたい』と思いました。それがきっかけです」と明かす。

そして「プロデューサーやコーチは裏方のイメージがありますが、私は裏方になるつもりはないです。コーチとしてプロデューサーとして日本にない位の座につきたいと思っているので、次はそちらに命をかけます」と力を込めた。

今後は「引退ロード」を歩むことになる。試合出場は契約するWWEと話をしながらになるとし、9月28日の福岡・西鉄ホール大会など仙女で試合出場し、最後は4月の東京・後楽園ホールで引退試合を行う意向だ。さらに他団体出場も「もちろんです。(オファーを)待ちます。『自信があります』という選手がいたら名乗り出てほしいです」と前向きな姿勢を見せた。

すると会見の最後に早速さくらえみが乱入し。、対戦要求を受けるひと幕も…。里村は困惑しつつ「予想していなかったことなのでちょっとまだ分からないですけど『やるしかないでしょう』と思います」とうなずいた。

最後に「プロレスは私にとって人生ですので、おそらく死ぬまでプロレスにかかわって何かをつくり続けていくと思います。プロレスの世界ってそれくらい魅力があってファンの方も世界中にいて、その中で生かされているのはありがたいです。ファンのみなさんがいなければ選手は戦えないので、感謝の気持ちを込めて最後まで最高の里村明衣子でい続けるのでよろしくお願いいたします」と語った。

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