ヤクルト戦を前に、東京のファンに声援感謝のイベント開催―。２７日、広島は都内のイベントホールにて「カープファンイベントｉｎ東京」を開催、新井貴浩監督（４７）ら首脳陣に加え、守護神・栗林や全試合出場中の小園など主力勢も続々と登場し、１６００人のファンと交流した。
イベントでは、この日にむけて制作されたオリジナルＴシャツや選手の直筆サインが入った限定Ｔシャツなども販売し、サイン入りＴシャツ１８０枚を含めた全６００枚のＴシャツが、開始からわずか１時間足らずで完売となるほどの大盛況ぶり。その後、行われたトークショーでは、栗林＆黒原の中継ぎコンビや、小園＆矢野の内野手コンビが、トークで会場のファンと沸かせた。
イベントの〝トリ〟には新井監督、藤井ヘッドコーチの首脳陣も登場。敵地にもかかわらず、日頃から関東の熱烈な鯉党が東京ドーム、神宮、横浜とビジター応援席を真っ赤に染める風景は、今や風物詩でもあるだけに、指揮官も日頃の声援感謝の〝御礼〟も兼ね、ファンの質問にも時間の許す限り応じた。
指揮官は得意！？のトーク力もフル稼働、リップサービスも全開。藤井ヘッドとの２人で、６月７日に大瀬良が達成したノーヒットノーラン達成時のベンチで右翼を守っていた野間だけが「えらい今日、大地さん頑張りはるなぁ」と最終回直前まで、大記録が進行中だったことに気がついてなかった話や１７日のＤｅＮＡ戦でシャイナーが敵のエース・東からＶ弾を放った際、ベンチで同僚ナインが「サマージャンボ、当たった！」と歓喜した話など、爆笑エピソードを大放出した。
ファンから「日本シリーズは広島での試合になると思うが、広島のホテルは予約しておいたほうがいいか？」と〝問い合わせ〟を貰った藤井ヘッドは「優勝しますんで（広島の）ホテルの予約をよろしくお願いします」と応じると、東京の鯉党は大喝采。最後は新井監督が「普通にやっていたら、なかなか（混戦のセ・リーグを）抜け出すことは出来ない。私自身がどんどん攻めていく采配なり、起用をしていかないといけない」と今後のさらなる奮闘を約束し、イベントは大盛況のうちに幕を閉じた。