声優の神谷浩史(49)が27日、都内で行われた「劇場版モノノ怪 唐傘」公開記念舞台あいさつに登場し、中村健治監督、声優の黒沢ともよ(28)、花澤香菜(35)、梶裕貴(38)、福山潤(45)、歌手のアイナ・ジ・エンド(29)とともに同作の魅力を語りつくした。
2006年にフジテレビ「ノイタミナ」枠にて人気を博した「怪 ~ayakashi~」の一編「化猫」から派生し、2007年にテレビアニメシリーズとして放送されて以来、根強く愛され続けている「モノノ怪」が、大奥を舞台とした劇場版に生まれ変わった。
神谷は主人公の「薬売り」役を務めた。「アクションに声を入れるのがめちゃくちゃ好きなんです」とセリフに存在しない、アクションの〝呼吸〟を差し込むのが好きだとしつつも「この薬売りはめちゃくちゃ強いんで、実は入れるスキがないっていう…」と苦笑い。「あんまり(声を)入れると弱く見えちゃうので、今回の薬売りに関してはそれを封印して、絵の魅力にお任せしました」と収録秘話を明かした。
神谷は同作について「見れば見るほど解像度が上がっていくフィルムだと思います」と指摘する。
「全てをセリフで説明している物語ではないので、初回ご覧になった方は、一体なんだったんだろう…って圧倒されると思うんです。全ての絵に、全ての芝居に、ちょっとした目線やアイテムにヒントが散りばめられていて、必ず答えに辿りつくと思いますので、2回、3回とご覧になってください」と呼びかけた。