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【MLB】感染症の息子看病でフリーマン離脱 ドジャース地元紙「走り出す姿を目撃」

東スポWEB 2024年7月27日 18時26分

ドジャースの絶対的主力であるフレディ・フリーマン内野手(35)が、家庭の事情で今季初めて欠場した。26日(日本時間27日)の敵地ヒューストンでのアストロズ戦に「3番・一塁」で出場予定だったが、急遽回避。遠征地を離れ、家族のいるロサンゼルスに戻った。地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」が、今回チームがとった対応を詳報している。

まず、今週フリーマンに起こった家庭の事情について「妻チェルシーさんが木曜日にインスタグラムに投稿した内容によると、夫婦の3歳の息子マキシマス君は今週入院。火曜日の夜、フリーマンが試合直後にクラブハウスから走り出す姿を目撃されていた。チェルシー・フリーマンの木曜日の投稿によると、夫婦は水曜日の夜を緊急治療室で過ごし、午前3時半頃に退室した」と、フリーマン家に起こっていた緊急事態を時系列で伝えた。チェルシー夫人は24日(水曜日)に自身のインスタグラムで三男・マキシマス君が感染症を患っていることを公表。同時に試合出場を継続しながら献身的に息子に付き添うフリーマンの姿を投稿していた。

フリーマンは今季ここまで全試合に先発出場。この日のアストロズ戦に備えチームとともに遠征先に入り、通常通り試合前練習にも参加していた。デーブ・ロバーツ監督は今回の措置について説明。同紙によると、指揮官は「何かがフリーマンを駆り立て、家に帰らなければならないと感じるところまでに至った。自分の子どもが大変な状況にある時、そばにいるのはつらいことで(帰宅させたことは)当然のこと」と語った上で「彼はここ数日、確かに心が重かっただろう。マックスが順調に回復し、完全に回復することを祈るばかりだ」と主砲をおもんぱかったという。

ロバーツ監督によれば、フリーマンの不在期間は不透明で、少なくとも今カード中に復帰する可能性は極めて低いとの認識。同紙は、指揮官が「MLBがそのような状況に備えて家族向け緊急医療リストを用意しているにもかかわらず、チームがフリーマンを現役選手名簿から補充するかどうかも知らなかった」と言及し、ロバーツ監督が「正直に言うと、彼を家に帰すことが最優先だった。その後、フロントオフィスが事務的なことなどすべてを解決するだろう」というコメントを伝えた。

ベッツが負傷のため長期離脱している中、大谷翔平とともにチームの顔としてドジャースをけん引してきたフリーマン。責任感が強く、ナイスガイとして知られる人格者を、チームは一丸となって支えている。

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