新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」27日長崎大会のAブロック公式戦で、ザック・セイバーJr.(36)がジェイク・リー(35)を下し開幕から無傷の4連勝を飾った。
恵まれた体格を誇るジェイクのパワフルな攻撃に苦戦を強いられた。ニーリフトからフロントネックロックに捕獲されたザックは何とかロープに逃れるも、ジェイクの必殺技FBS(串刺しブーツ)を狙われる。
これを串刺しエルボーで予備動作にすら入らせなかったザックは、ザックドライバーをニーリフトで阻止されるとバックドロップを浴びて再び劣勢に。それでもチョークスラムを三角絞めでキャッチすると、これを脱出したジェイクのスリーパーホールドも腕十字固めで切り返す。そのまま変型クラーキーキャットに移行してギブアップを奪ってみせた。
バックステージでは「ギャング風のバカなジェイク・リーなんて、ましてやワンワンギャング風のジェイク・リーなんて見たくない。3冠(ヘビー級王座)保持者のジェイク・リーがよかった。ジェイク、お前は時間を無駄にしている。あんなバカげたギャングとつるんで…。もしTMDKに参加して、お前に合ったヤツらと過ごしたいなら教えてくれ。それまでは、ワルと過ごして時間を無駄にするんだな」。
今月から正式に「バレットクラブ・ウォー・ドッグス」に加入したジェイクを糾弾すると同時に、TMDKにスカウトした。
ともあれこれで開幕から無傷の4連勝。EVILと首位タイを走るザックは「ザック・セイバーがブロックのトップであることを証明する。ミンナ、リラックス。俺がブロックを勝ち抜き、G1で優勝し、IWGP(世界ヘビー級王座)を獲って、ニュージャパンを救う」と高らかに宣言していた。