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【阪神】大竹耕太郎が圧巻の投球で7勝目 7回で交代予定も続投志願「自分が一皮むけるために」

東スポWEB 2024年7月27日 22時32分

阪神・大竹耕太郎投手が27日の中日戦(甲子園)に先発登板し8回7安打1失点。自己最多となる128球の力投で竜打線を封じ込み、7勝目をマークした。

チェンジアップ、カーブなどの緩急を自在に効かせた圧巻の投球。「チェンジアップであんなに空振りを取れたのは初めて。試合の中でひらめいて『こういう感覚なのかな』というのがうまくハマってくれた」と試合後の左腕は大粒の汗を手で拭いながら振り返る。「なんていうかな…」。一つひとつていねいに言葉を選びながら「表現が難しいですね。ピッチングしているというよりキャッチボールをしているというか。伝わらないですね(笑い)」。自身と向き合いながら、マウンドに没頭する。〝哲腕〟のらしさがこの日も存分に発揮された。

岡田監督は「7回で交代するつもりだったが、『甲子園で完封していないんで、行かせてくれ』と。『点取られたら代えるで』とは言ったけどね」とベンチ内での大竹とのやり取りを試合後に明かした。

これについて大竹は「自分が一皮むけるために。今のところ全部、球数2桁で終わっていたので。もっともっと良くなっていくためにはあそこでいくべきだと思った。(自分が)完封したいというよりも、まだ後半戦が始まって2試合目ですし、中継ぎ陣の負担を減らすためにも。真夏にこれだけ投げられたのは自信に変えていいかな」と回想。向上心とフォアザチームの姿勢を強調し、クラブハウスへと引き揚げた。

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