巨人の５年目左腕・井上温大投手（２３）が２７日のＤｅＮＡ戦（横浜）で６回１失点の好投で２―１での勝利に貢献。４勝目をマークしチームに４連勝をもたらした。
左腕が強力ＤｅＮＡ打線を力でねじ伏せた。失点はソロによる１点のみ。僅差のリードを保ち続けた。
この日の昼には母校・前橋商が群馬県大会決勝で健大高崎に１―５で敗れた。自身も高３の夏に決勝で敗れた井上は、後輩たちの涙を目の当たりにしてからの登板となった。
「頑張って戦ったけど相手は私立でピッチャーとかレベルが違って。でも、よく頑張ったなって思いました」と後輩達の健闘をたたえた。自身の登板への影響については、「もうそこは関係なく。自分の人生もかかってるんで、ここはもうほんとに抑えなきゃと思って、毎回毎回投げてます」とキッパリ否定。プロとしての意識をのぞかせた。
「打たれたらすぐ二軍になるとかあって、そのままずっと（一軍に）上がれずにそのままクビになってしまうと思うので。そうならないように練習からしっかり準備して、それを試合で出せるように毎日頑張ってやろうとしてます」と力を込めた井上が、Ｇローテの一角で腕を振り続ける。